あるものがないこと

まだまだ台風の爪痕が残り、復旧作業が続く、南富良野町をはじめ、十勝の清水町、芽室町、そして新得町なのですが、ありがたいことに、新得町では、とうとう、多くの世帯に生活用水(現状では飲料不可)が帰ってきました。復旧作業に携わった方々はもちろん、その間の給水、生活用水をサポートして頂いた方々には、感謝、感謝です。ありがとうございました。

今回、あって当たり前だったものが、突然なくなって、そのありがたさを再認識した方々も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
悲しいかな、人間は実際に身に降りかからないと実感できない存在で、かつてそして現在でもこの地から離れたところで起きている生活者にとって困ったことというのは、なかなか自分のこととして想像できないのが現実かもしれません。

『いまを大切に生きたい眼で見るとき、水の色にも空の色にも、遠い山並み隠れる落日の輝きにも、けなげに真冬も緑を保って地を這う草にも、至福ともいえる感情のこみあげるときがあって、不意に涙ぐむことさえある』(松下竜一「カモメと遊ぶ」から)

今当たり前と思っていることは、実は、当たり前じゃないことを学習した台風でした。

まだまだ復旧が続きますが、多分、多くの観光関係業者は大打撃でしょう。観光でもなんでも、北海道にそして十勝に来て頂けるとありがたいと思っている今日この頃です。

ちなみにTVなどで全国放送されたJR北海道新得駅近くの線路が宙づりになった橋は明治時代に構築されたもので、鉄道遺産にでもなりそうなもののようです。

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